長年住み慣れた家でも玄関のドアチェーンが錆びついて動きが悪くなっていたり、あるいは中古住宅を購入した際に防犯性を高めるために新しいものに交換したいと考えたりすることはよくありますが、業者に頼むと工賃がかかるため自分で取り付けてみたいというDIY志向の人も増えており、適切な選び方と手順さえ踏めば素人でも比較的簡単に交換作業を行うことが可能です。まず新しいドアチェーンを選ぶ際のポイントですが、既存のチェーンと同じネジ穴のピッチ(間隔)のものを選ぶと新たな穴を開ける必要がなく作業がスムーズに進みますので、ホームセンターに行く前に現在ついているチェーンの台座のサイズやネジ穴の間隔を定規で正確に測っておくことが何より重要になります。もし全く新しい位置に取り付ける場合や穴の位置が合わない場合は、ドアの材質が木製なのか金属製なのかによって必要な道具が異なり、金属製ドアの場合は電動ドリルと鉄工用のドリルビットが必須となりますので事前の準備を怠らないようにしましょう。最近のホームセンターやネット通販では防犯性能を強化したドアチェーンも数多く販売されており、例えば外部から紐などを使って不正に解錠しようとする手口を防ぐためにボタンを押しながらでないとチェーンが外れない仕組みになっているものや、鍵付きでチェーンをした状態でロックできるものなど多機能な製品がありますので、予算と目的に合わせて最適なものを選ぶ楽しみもあります。実際の交換手順としては、まず古いドアチェーンをドライバーで取り外しますが、長年固定されていたネジは固着していることが多いため、ネジ山を潰さないように押す力を7割、回す力を3割くらいの感覚で慎重に回すことがコツであり、もし固くて回らない場合は潤滑剤を吹き付けてしばらく待ってから作業すると良いでしょう。古いものが外れたら新しいチェーンの台座を位置合わせし、まずは仮止めをしてチェーンがスムーズに掛かるか、ドアの開閉に支障がないかを確認してから本締めを行いますが、この時にネジが緩いと防犯機能が果たせませんので、最後はしっかりと力を込めて締め付ける必要があります。また賃貸住宅などでドアに穴を開けることができない場合には、強力な両面テープで固定するタイプやドア枠に挟み込んで固定するタイプの補助錠としてのチェーンを活用することで防犯性を向上させることができます。